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田﨑病院
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風邪ウイルスの仲間

 中東を中心に患者が見つかっている新型コロナウイルス「中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)」が世界で警戒されている。10年前に騒がれた重症呼吸器症候群(SARS=サーズ)と類似の病原菌だ。

コロナウイルスは犬、猫、鳥、豚など様々な動物を宿主とする多くのタイプがある。現在わかっているだけでも数十種類。人に感染するタイプはもともと普通の風邪を引き起こすウイルスの一つで、4種類が知られています。症状は鼻が出たり、のどが痛くなったりする程度だ。
 風邪は通常、インフルエンザよりも症状が軽く、たいていは寝て休めば治るので、あまり問題はなかった。しかし、重症になる新型のコロナウイルスのSARSが出現した。10年ほど前に中国で発生し世界に流行、8000人以上が感染し、800人近くが死亡した。こちらはWHOが終息を宣言している。

 MERSは、感染者が昨年9月に報告されて以来、中東、英国、欧州などで計60人を超えた。限定的に人から人に感染していると考えられている。WHOによると、MERSに感染すると多くが急性で重い呼吸器症状を引き起こす。発熱、せきがあり、ほとんどが肺炎になる。下痢などの消化管症状もある。今のところ感染者の7割が男性という特徴もある。

 潜伏期間ははっきりしていないが、今のところ2~15日と考えられている。致死率は5割以上。ただ感染の全体像が不明確なので暫定的な状態だ。そしてワクチンがまだない。

感染源や感染経路はよくわかっていない。おそらく咳などで飛び散ったウイルスを吸い込んで感染する飛沫感染とみられている。病原体が付いた手で口などを触り、食物を介して感染する接触感染は確認されていない。まだまだ不明なことが多く、確実な予防方法は不明だが、呼吸器疾患の感染を防ぐ注意点はおおむね共通しており、MERSでも有効と考えられている。
 まず、せきやくしゃみなど症状がある人と濃厚な接触を避ける。マスクや、自分が咳をするとき口を覆うせきエチケットをする。
手指をよく洗うことも重要だ。コロナウイルスは通常アルコール消毒に弱いとされている。

 
 まだ、日本国内に入ってきていないが、政府は中東から帰国後に発熱や激しいせきがなどの症状がある人は早めに病院で診察を受け、その際に中東にいていたことを医師に伝えるように呼びかけている。

 日本経済新聞より

k・oda

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