田﨑病院は板橋区大山の病院です。

板橋区大山西町5-3

田﨑病院
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その咳、本当に風邪ですか?

 日本で1日に62人が新たに診断されている病気、それが 『結核』 です。

 結核は過去の病気ではありません。都内では年間約3千人の新たな結核患者が発生しており、そのうち働き盛りの世代が3分の1を占めています。
結核はどの年代の方もかかる可能性のある病気です。

 
 ☆結核ってどんな病気?
〇結核は、結核菌を吸い込むことによっておこる感染症です。
ただし患者さんが排菌していなければ周囲に感染させる心配はありません。また、部屋や患者さんが使ったものの消毒も必要ありません。

〇感染した人の1~2割が発症するといわれています。多くは感染後6ヶ月から2年ですが、感染後長い期間を経て発症することもあります。

〇発症すると多くは、咳、痰、発熱等の症状がでますが、風邪の症状に似ているため、発見が遅れることがあります。

 ☆日頃できること
〇定期健康診断の受診
定期健康診断を受診するとともに、精密検査が必要と言われた場合も必ず受けましょう。
症状がなくとも、定期健診で発見されることがあります。

〇健康的な生活
規則正しい生活を送りバランスのとれた食事や十分な休養、睡眠をとりましょう。また禁煙を心がけ、無理なダイエットに注意しましょう。

 ☆咳が出るときは 『咳エチケット』 !
〇咳、くしゃみなどの症状があるときはマスクをしましょう。

〇咳、くしゃみがとっさに出そうなときは、口と鼻をハンカチなどで覆いましょう。

〇咳、くしゃみが出るときは人から離れ、顔をそらしましょう。

〇たんや鼻水に触れたときや帰宅したときには手を洗いましょう。

 周りの人が結核と診断されたら
患者さんが学校、職場に戻ってきたときには周りに感染させる心配はありません。患者さんを温かく迎えてください。
私たち一人ひとりが結核について正しい知識を持ち、患者さんが安心して治療できるように支えましょう。

 2週間以上、咳が続く場合は医療機関を受診しましょう。

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