うつ病のサイン
2011.03.08
うつ病は、見逃されやすい病気です。理由のひとつに、うつ病を発症しやすい方の性格に自分の辛さを他人に表現することが苦手だったり、手助けを求めることを控えようとする傾向があります。
うつ病になると過度な自責の念や、判断力低下といった症状を招きます。こうしたことは、さらに病気を一人で抱え込むことになります。
人間関係のトラブルや病気、伴侶との死別。人事異動や引越しといった環境の変化が強いストレスになりうつ病発症の原因になります。
うつ病の精神症状として、憂鬱感・絶望感・意欲が湧かない。ささいな出来事で自責の念を強めてしまう。また集中力が低下してしまう。
身体面の症状としては、腰痛や肩こり、胃の痛み、息苦しさ等があります(これらの症状があるからと必ずうつ病であるとは限りません)。
ストレスがうつ病症状を招くことは誰にでも起こりうることですが、症状が2週間以上続いて日常生活に支障が出るようならうつ病の可能性かあります。
日常生活では、口数が減ったり食欲の低下。遅刻や欠勤が増えたなどが現れてきます。
うつ病患者の約半数が自殺を考えるといいます。この時は家族なり周囲の人がその辛い心境を聞いて受け止めてあげることが大切です。
そして『大切な存在だから死なないでほしい』としっかりと伝えます。
このような時でも本人が病院を受診したくない場合は、家族や周囲の方が 病医院に相談してみるのも良い方法です。
うつ病は治療が治療が必要であること。治らない病気ではないこと。そうしたことをご本人や周囲の人が心に留めて病気の治療と共に、問題解決へと歩んでいきましょう。
こんにちわ 3月号より