感染症によるがん
2011.08.05
胃がんにつながピロリ菌。肝臓がんにつながるB型・C型肝炎ウイルス。そして子宮頸がんにつながるHPV。このような菌やウイルスによる感染が原因となるがんは、感染の予防・治療することが効果的ながん対策となります。
まずは感染の一次予防として、感染予防のため、性行為や血液感染による正しい知識を得るとが大切です。またワクチン接種も効果的です。
残念なことにピロリ菌やC型肝炎ウイルスに対するワクチンは研究段階であり実用化されていません。しかし子宮頸がんのHPVワクチンの様に大きな効果を上げているものもあります。
二次予防として検診による二次予防。日本は欧米と比較するとがん検診の検診率が低いことが懸念されています。
感染症のがんは菌・ウイルスのキャリア(菌保有者)であることが分かった時点で治療を開始することで効果的な治療を行うことが可能となります。
感染症ががん化する前が検診を受ける最適なタイミングといえそうです。