田﨑病院は板橋区大山の病院です。

昨日、テレビで世界陸上を見ました。

　注目は Ｗ・ボルト。
彼が自分の記録に何処まで迫れるかが世界の注目を集めていたと思います。

　しかし残念なことに100ｍ決勝でフライングにより失格。厳しいルールですが他にも失格になる選手も多数いて世界最速の男も例外ではありませんでした。

　原因はライバルたちが棄権していく中で、断トツでの勝利は当然とされ、世界新記録の更新も期待されてのプレッシャーとストレスではと言われています。

　絶対王者が失格で、選手全員に優勝の可能性が見えてきました。出場選手のほとんどがベストタイム９秒台を持っています。
　混戦が予想された本番で優勝をしたのはボルトの練習パートナーＹ・ブレイク。

　ボルトが失格となったことでチャンスは残り全員に与えられました。そしてチャンスを生かすことに成功したのはブレイクであるという事実。

　ここで考えてみたいのは、なぜブレイクが勝つことが出来たのか？

タイムで考えると、彼は特に断トツのタイムを持っていたわけではない。それでも優勝できたのは　「事前準備をしっかりと行っていたから」と考えたい。
　もちろんボルトと練習することで、濃密な練習を行うことが出来たことは予想できる。
　そして一番大切なのはボルトには勝てないかもしれないが、彼がいないレースでは誰にも負けないイメージをしっかりと作りこんでいたと考えた。

　事実、ボルトが失格となり会場も出場選手も動揺があったはずである。そんな中で実力を発揮できたのは、事前にこういう場面をイメージして準備を行っていたからかもしれない。