RSウイルス感染症
2012.02.27
RS感染症は、12月から1月にかけて感染のピークを迎えます。しかし、っ昨年は7月頃から感染増加が報告されています。
RSウイルスは、風邪の原因になるウイルスの一つで、2歳までにはほとんどの乳幼児が感染します。おもな感染経路は飛沫感染と接触感染で、強い感染力があるのが特徴です。
発症した場合、38~39度の高熱やせき、鼻水などの症状が現れます。
この感染症で問題になるのは、生後6ヵ月以内の乳児や、そして出産時の体重が2500g未満の低出生体重児の場合です。こうしたお子さんが感染した場合には症状が重症化する危険があります。
RSウイルスには、まだ一般的な予防ワクチンや抗ウイルス薬は開発されていません。感染予防と症状を重症化させないことが、おもな感染症対策となります。
感染予防には、せきエチケットや手洗い徹底を心がけましょう。また感染のピーク期間には、乳幼児を連れての外出は控えて下さい。
RSウイルス感染症は、検査キットによって感染の有無を調べる事が出来ます。重症化させないためには、風邪のような症状がでたらなるべく早く、お近さんを受診させるようにしましょう。
検査後は、入院処置なども含めて医師の指示に従ってください。
k・oda