PSA検査が命を守る
2013.02.18
おはようございます。
久しぶりの更新になります。
本日は、前立腺がんのお話になります。
日本人の前立腺がんによる年間死亡者は、1950年には80人余りでした。しかし現在は、1万人を超えて、いずれは2万人になると言われています。
前立腺がんによる死亡リスクを大幅に減らす方法があります。
それは「PSA検査を定期的に受ける」事です。
☆前立腺がんは早期発見
前立腺は生殖器の一部で、男性にだけあります。前立腺がんは、早期発見できれば高い確率で治療が可能です。しかし初期段階では自覚症状が乏しいため、がんが骨盤に転移して、腰や下肢に痛みが生じる様になってから受診するケースが多く、死亡者増加の一因ともなっています。
PSA検査は、前立腺がんを早期の段階で発見するたための検査です。その方法は血液を少量採取し検査します。検査する人にとっては負担の少ない検査と言えるでしょう。
☆高い成果を上げるPSA検査
前立腺がんの発症者はアメリカやヨーロッパではとても多く、このため、欧米では早くからPSA検査が取り入れられてきました。
PSA検査の結果に関する報告も行われています。たとえば、オーストラリアでは、PSA検査が開始されてから約20年で前立腺がんによる死亡率が60%以上も低下、同様にアメリカでも40%低下しています。
日本でもPSA検査を健康診断に取り入れている自治体が増えていますが、まだ、すべての自治体で行われているわけではありません。また、健康診断の受診率が低いことも問題です。
男性の「PSA検査」と女性の「子宮頸がん」。この二つは、これからの日本における、がん対策の柱になります。健康長寿を実現するためにも、ぜひSA検査を受けるようにしてください。
k.oda