介護の知恵袋
2013.02.25
☆自立した生活を送るためのヒント
高齢者の最も多い望みは、経済的にも肉体的にも、あくまで自立した生活。特に生活の4基本である食事や着替え、トイレや入浴などが一人でできるかどうかがポイントになります。
・閉じこもらない生活を心がける。
65歳以上の、いわゆる高齢者といわれる人たちが、寝たきりや認知症で介護が必要な状態にならずにすむためには、生活機能の低下予防・回復するための努力が必要です。人の身体は年齢とともに、知らず知らずのうちに体力・筋力が衰えて、活発でなくなってきます。活動が活発でなくなれば、食欲も減ってしまいます。
高齢になるとどうしても閉じこもりがちになってしまいますが、できる限り自分で買い物に出かけたり、天気の良い日には散歩に出かけるようにしましょう。朝、ゴミ収集場にゴミを出しに行くだけでも運動になります。
実際、60~70歳になっても元気に働いている人もいるわけですから、老け込まない生活を心がけてください。
また、睡眠や食生活を中心に、無理のない程度に規則正しく生活するように心がけます。食事もできるだけ、3食きっちり食べることで栄養もしっかり取れますから、健康にもつながります。昼間の散歩や、食事の準備・洗濯を含めて家の中の整理整頓を日課とする、ある程度、ある程度活発に活動することで睡眠も十分にとることができます。そしてできる限り、自分のことは自分でやることが老化を防ぎます。
趣味を持つことも大切です。趣味を通じたお付き合いがあれば、外出機会が増え、人間関係を保つだけでなく家の外を歩くだけで自然との触れ合いも生まれます。何より趣味によって日々の生活に張り合いが生まれたりするものです。
田崎病院発行 『こんにちわ』より
k・oda