緑黄色野菜のおいしい食べ方
2013.03.14
1 旬をおいしく
身体によいとされている緑黄色野菜。その理由は、βカロテンが豊富に含まれているからです。βカロテンは体内で、ビタミンAに変わり、粘膜や皮膚をサポートします。日差しの強い日は、紫外線から体を守るために積極的に摂りたい栄養素です。
トマトやパプリカなどの赤、黄色の野菜は、病気予防に役立つとされるリコピンやビタミンCやDが多く含まれ、熟すことで増えていきます。
ビタミンAとC、Eは同時に摂ることで、相乗効果により体内の活性化酸素を抑える『抗酸性化作用』を発揮します。皮膚の老化予防に役立ちます。
野菜は収穫から時間がたつと、味わいも栄養素も低下します。野菜をおいしく味わうには、出来合いの野菜やジュースなどの加工食品ではなく、新鮮な野菜を買って早めに食べるのが一番です。「野菜は苦手」と思っている方も新鮮なものなら食べられるかもしれません。
2 たっぷり、おいしく
健康な食生活の目安として、野菜は一日当たり350g以上摂取することが勧められています。野菜の煮物や野菜カレーなどなら50~100g、付け合せのサラダは20~30g。1日1、2回野菜料理を食べていても、350gには届きません。毎食タップリの野菜を食べるつもりで食生活を見直しましょう。
野菜には、ビタミンの他、便秘予防・血糖値上昇抑制に役立つ食物繊維や、余分な塩分の排出を促すカリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。1つの野菜に偏らず、旬の野菜をまんべんなく食べることが、野菜を健康に生かすことができます。
k・oda