健やかな長寿へ軽めの運動
2013.06.08
世の中に確実といえることが一つある。「生き物には必ず死が訪れる」ということだ。
もちろん種によって寿命は違う。日本人の場合は男性で79歳、女性で86歳あまり。
不老不死を追い求めるのは人間だけで、中国の始皇帝が不老不死を求めて海外に使者を派遣したのは有名な話です。
現代社会でも「アンチエイジング(抗加齢)」も盛んに取り上げられているが、それだけ人間は不老不死を願っているということになる。
個人的な意見であるが、「長寿」とはただ単に命を永らえることではない。医療技術の発展により生物的な死を伸ばす事は可能になった。ただチューブを何本もつけてベッドに横たわっているのは嫌だ、という人も多いだろう。寿命があるなら出来るだけ元気に活動する「健康寿命」がよい。
寿命を終えるなら、古くから「PPK」が良いとされている。ぴん(P)ぴん(P)ころり(K)の頭文字をとったもので、「死の直前まで健康でいたい」という理想の考え方だ。
健康を保つ秘訣は難しくない。運動と栄養に気を付けることだ。つまり毎日の生活習慣が大切なのである。
近年では健康ブームから、運動が盛んになり、スポーツジムに通う人も増えている。
しかし、これまで運動と疎遠だった人がいきなり激しい運動をするのはどうだろう。やはり運動は長続きすることを旨とするべきだろう。ジョギングよりもウォーキングのほうが良い言われるように、少し軽めの運動が適している。
「健康長寿」を願うなら、適度な運動を心がける必要がある。
日本経済新聞より抜粋
k・oda