がん細胞と乳がん
2013.06.24
今日も乳がんの話の続きです。
前回にがん細胞は増殖をやめないで、どんどん増殖していくと書きましたが、増殖をやめないで周囲の組織の入り込んでくることを浸潤といい、転移とは遠くの臓器まで旅をして、たどり着いた先で増殖をすることを言います。浸潤と転移ががん細胞の特徴です。
「乳がん」について
乳房は皮膚の付属機関です。男性や未成熟な女性乳房のふくらみがない皮膚であることを思えば、理解できるかと思います。乳房は乳腺組織と支部から構成されています。
乳房をぶどうに例えると、母乳を分泌する乳腺組織の集まりを腺房といい乳房はいわばブドウ一粒一粒にあたります。腺房が集まったものが小葉とよばれる部分で、これはブドウの房と考えるといいでしょう。小葉から乳頭まで母乳を運ぶ管が乳管(腺管)で、ブドウを食べたあとに残る細かい枝分かれした茎の部分です。普通、乳腺(ひと房の全体にあたります)が乳頭を中心に放射線状に15~20個並んでいます。
乳がんはこの乳腺に発生したがんを言います。乳腺組織の一部の細胞の遺伝子が、変異しがんとなり増殖したものが乳がんといわれています。
しかし、乳がんは自分で見つけることができるといわれています。
次回はセルフチェックも含めてアップしていきます。
k・oda