うつ病
2013.11.11
おはようございます。
今朝は気温が下がり、冬の到来を感じさせる時期になりましたね。
さて今日は田﨑病院発行の 「こんにちわ」 より記事を抜粋します。
☆うつ病と脳血流の関係
うつ病と認知症の症状は見分けることが難しいほど似ている症状があります。特に意欲の低下や物忘れは、両方の病気に共通してみられます。さらに、麻痺のようなはっきりとした自覚症状はないものの、いくつかの小さな脳梗塞が脳内にできる 『多発性脳梗塞』 が高齢者のうつに関係しているケースが少なくありません。
うつ病の多くはストレスにより発症します。大切な人を失うことや、健康や仕事・社会的地位を失うといった「喪失体験」。人間関係や仕事のトラブル・・・・。こうしたストレスは自律神経の働きに大きく影響します。そして自律神経の働きは、脳の血流と密接な関係があります。脳の血流の低下は、脳内に放出される神経伝達物質の分泌や特定の脳組織の働きにも影響を与え、うつ病の発症やその長期化につながっていくと考えられています。
こうした事から現在、うつ病と脳の血流の関係について調べて診断する、近赤外線を使った「光トポグラフィー」という最先端医療機器による検査も注目を浴びています。
次回は「双極性障害」と「脳の血流から考えるうつ病対策」についてのお話です。
k・oda