木こりのジレンマ

あるところに新しい斧を手に入れた働き者の
木こりがいた。一日目に、木こりはその斧で
10本の木を切り倒すことができた。
その木こりの働く時間は日を追うごとに
長くなり、より懸命に仕事に精を出した。
ところが、切り倒す木の数は、それに反比例して
日増しに減っていった。

これを見かねた仲間がアドバイスをした。

「なぜ、斧を研がないんだ。歯がボロボロでは
  木が切り倒せないのではないか。」

すると木こりはこう答えた。

「俺は忙しい。そんなことをしている暇がない。
 もっと多くの木を切り倒さなくてはならないんだから」

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どんなに優れた機械や技術を使い、勤勉に努力を
したとしても、そのパフォーマンスを低下させて
しまう要因を見過ごしていては、ダメですよね…

日頃の忙しさが故に、振り返ることなく、
また、客観的に評価するということを怠り、
ただ継続している…ということになっていないか?

結構、見過ごしていることや、気付いていても
そのまま放置していることが多いように思います。

 人から聞いたたとえ話でしたが、はっとさせられました。

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