田﨑病院は板橋区大山の病院です。

板橋区大山西町5-3

田﨑病院
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区民健康診断

2011.09.27

 こんにちは

ついこの前までは、真夏のような陽気でしたが、今朝は冷え込みましたね。
 季節の変わり目は、何かと体調を崩しやすい季節です。
皆さんも、風邪などひかないように気をつけてくださいね。

 さて当院で実施している、区民健康診断も10月いっぱいで終了となります。

毎年、終了間際は混雑が予想され予約しにくい状況や受診自体に時間がかかる事も考えられます。

 受診を考え中の方は早めの受診をお勧めします。

台風関東上陸

2011.09.21

 大型の台風が日本列島を縦断中です。午後には関東地方に到達する見込みとの事。
 かなりの大雨と強風が予想されています。

台風の進路にあたる地方は十分警戒をして下さい。

よく噛んで食べていますか?③

2011.09.16

今回は咀嚼の効用を取り上げてみます。

1:消化・吸収と共に摂食機能を調節する。

 よく噛んで細かく砕き、唾液中の酵素と混ぜ合わせることで消化吸収を促進します。よく噛むことで吸収されにくいビタミンCも口腔粘膜より吸収されやすくなります。

2:唾液分泌を促進しアンチエイジング効果も。

 唾液には歯や歯周の浄化、食道の保護や抗菌作用があります。また唾液中の酵素には食物中の発ガン物質の発ガンを抑える働きもあります。

3:口、あご、顔の成長発育を促進する。

 歯ごたえのあるものを食べると、組織代謝が向上し成長期の子供の口、あごの成長発育を促します。逆に咀嚼回数が少ないとあごの狭小化、口呼吸を招き閉塞性睡眠時無呼吸症を引き起こす可能性もあります。

4:脳の働きを活性化させる。

 歯ごたえのあるものを噛むと、脳活動が促進され子供の脳の発達や老化のリハビリテーションに効果があります。これは手足を動かすことと同じ効果があると言われており寝たきりを予防する一つとなっています。

5:おいしさを味わい幸せな気分に

 おいしいものを食べると幸せな気分になりませんか?
これは咀嚼に伴う風味が脳の報酬系に入力され快感物質が脳内に分泌し多幸間感を生じる為です。

6:食べすぎを抑えてダイエットに!!

 よく噛むことで抗肥満物質が脳内へ分泌され、過剰な食欲を抑えてくれます。また歯ごたえがある食べ物は体熱の生産を上げ、肥満を抑えてくれます。早食いや一口が大きいと肥満になるという傾向もあります。

 一口に「咀嚼」といっても沢山の効果があるんですね!
今まで書いてきた、よく噛んで食べていますか?、ですが実は日本経済新聞に載っていたものを一部抜粋しています。
 世の中知らないことが多くて、まだまだ勉強が必要だなぁと感じます。
 

よく噛んで食べていますか?②

2011.09.12

 食欲の秋。この時期ならではの自然の恵みが食卓に並ぶと、つい食べ過ぎてしまうことはありませんか。

 普段の食事を「よく噛んで味わっていますか?」
噛むこと(咀嚼)は生きていくうえでとても重要な作業。
 今日は咀嚼の効用を生かす「食べ方」をあげてみました。

1 歯応えのあるものをしっかり噛んで食べる
 咀嚼の効用を引き出すためには十分な唾液が必要です。唾液の分泌は軟らかい物より硬い物を食べたときにより分泌されます。ブロッコリーやキャベツ、イカの刺身、あたりめなど日本の伝統的な食べ物には咀嚼効果を高めてくれる食べ物が沢山あります。

2 きちんと座って、正しい姿勢で食べる
 同じ食事をしても上半身の姿勢によって咀嚼時の脳の活性化に大きな差が生まれます。背筋を伸ばして食べると効果がより出ます。逆に寝転がって食べると効果半減。

3 1口で最低30回(30秒)を目安に出来るだけ多く噛む
 何も食べていない状態でも唾液は少し分泌されています。咀嚼時は噛むという口腔感覚に加えて味覚、嗅覚、温度感覚などによって唾液分泌を促します。1口で30回(約30秒以上)を目安に多く噛みましょう。

4 家族で食事を囲み食事の時間を楽しく過ごす
 成長期にある若年者がいる家庭では可能な限り家族で食卓を囲むことが大切です。家族で食卓を囲むことで「おいしさ」「喜び」「幸福感」といった快情動につながる脳の報酬系を刺激するといわれています。これにより安心感・満足感・安全感を獲得し適切な対人関係を含む生活習慣を学習します。

5 食事は1日3回、4~5時間くらいの間隔で。朝食もしっかり食べる
 よく噛んで食べると脳が活性化し咀嚼後2時間くらいは学習・記憶能力が高いレベルで機能することが分かっています。仕事や学習効率を上げるためにも朝から食事を取り時間間隔をおいて1日3食しっかり食べましょう。

6 歯応えや風味のある食べ物をおいしく感じるような食経験を積む
 人間にとって食事は生命維持に欠かせないものと同時に楽しみの一つです。普段の食事で様々な食感や風味を味わい、それを「おいしい」と感じられる様な食経験を積むことが大切です。よく噛んで楽しく食べることが長寿の秘訣にもなります。

 咀嚼の話はもう少し続きます。

よく噛んで食べていますか?

2011.09.09

 
 人間は食べることで生命の維持を行っています。健康のため「何を」「どれくらい」食べるか栄養バランスや食事量に気を使う方は多いと思います。しかし「どのように」食べるかを意識する方は少ないのではないでしょうか。

 健康維持に必要な栄養素を食べ物から摂るにはよく噛んで食べることが重要です。しかし近年はファーストフードなどのあまり噛まなくてもよい食べ物が多くなっています。当然ながら一回の食事の中で咀嚼(食べ物を口の中で噛むこと)回数は減っています。また子供を対象とした調査では3分の1は一口あたりの咀嚼回数が10回以下、噛む回数の極端に少ない流し込みも全体の10%になっているそうです。

 咀嚼は食物を噛み砕き唾液と混ぜ合わせて飲み込みに適した塊にするプロセス。咀嚼は消化・吸収を助けるだけではありません。

 咀嚼の基礎知識

 ・複雑な運動の組み合わせ
   下あごを開閉したり、唾液を分泌したり舌で食べ物と唾液を混ぜ合わせたり。咀嚼は複雑な運動の組み合わせで成り立っています。咀嚼に関わる筋・骨・神経は運動機関の中でもっとも多様かつ複雑に動きます。

 ・自動で行える
   咀嚼の神経回路は呼吸・歩行・姿勢・循環機能などと同じように脳幹にプログラムされており、意識しなくても自動的に行える運動です。新聞やテレビと同時に行えるのもそのためです。

 ・脳の重要な部分が関与
   咀嚼をコントロールする脳の部位は極めて広範囲です。創造性や適応、学習、記憶、本能、運動などの部位が咀嚼に関わっています。

 こうした効果を十分に発揮するには歯ごたえのあるものを、一口30回以上噛むことが大切です。
 また楽しく食事をすることも大事なポイントで、家族で食事を囲んで楽しく会話しながら食事を摂る。それが様々な体の不調や疾患の予防につながります。

 今日は長くなったので、この話は次回へ続きます。

    

 

ファミリーサポート制度

2011.09.06

 育児休業基本給付金などの制度を利用して積極的に育児を行う男性を
「イクメン」といいます。昨年の流行語大賞になりました。日本人男性の育児に使う時間は週平均1時間といわれています。
 こういうこともあり馴染みやすい言葉を使い社会の意識変化を促すことには大きな意味がありました。

 今年はさらに定年退職を迎えた団塊世代に、孫世代にあたる子供たちの
育児に参加してもらおうという動きもあります。
 子育ては専業で行ったとしても大きな負担がかかります。育児ノイローゼによる事件が後を断たないなか、多くの人が協力して子育てに取り組む、そういう地域作りが必要です。

 「ファミリーサポート制度」は子供の送迎や一時的な預かりなどを依頼したい会員とそれを援助したい会員を行政が結びつけるサービスです。
 援助する方は祖父母のような役割を担当するようなイメージといえるようです。
 この制度を利用して元気な高齢者にも育児に参加してもらうことが期待されています。

 田﨑病院発行「こんにちは」より一部抜粋

  

自臭症という心の病

2011.09.03

 自臭症とは原因となる病気がないにも関わらず、自分が口臭体臭を発していると思い悩んでしまう病気です。 性格的には繊細で几帳面な人に多く現れるといいます。

 自臭症の真の原因は何でしょうか?

実際には存在しない口臭や体臭に悩まされるという意味で、ストレス、特に対人関係のストレスを指摘する声も聞かれます。

 口臭や体臭は誰にでもあるものなので、完全に消すことは出来ません。

口臭の場合は虫歯や歯周病、舌苔などが原因となります。またストレスや緊張感が高くなったときや起床時や空腹時の際はだ液が減っているため一時的に口臭が強く出現することがあります。
 また生活習慣で体臭が強くなることがあります。

しかし基本的に病気や生活習慣に原因がなければ、一時的なものが多いようです。

 通常の生活には支障がないがいつも自分のにおいが気になって不安という方は、客観的な事実を知ることで精神的不安から開放され、自臭症が治ることも多いようです。
 どうしても気になる方は、歯科医院を受診して口臭を測定器で検査してみると良いでしょう。

 基本的に自臭症とは、においへの対策ではなく精神的なケアが大切であることを認識すると良いようです。
 

 田﨑病院発行 『こんにちわ』より抜粋   

 

こんにちは2011年9月号

2011.09.01

こんにちは2011年9月号をお配りしています。

こんにちは2011年9月号

  • ホームクリニック 「高齢者のうつ病」
  • 知るほどTOPICS 「自臭症をご存じですか?」
  • はつらつ健康ナビ 「太陽光発電」
  • 介護の知恵袋 「食事補助と補助具」
  • 生活ほっとニュース、覚えよう!楽しい手話 ほか

※当冊子は毎月発刊しております。
※数に限りがありますので、お早めに!

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