田﨑病院は板橋区大山の病院です。

板橋区大山西町5-3

田﨑病院
Loading...

RSウイルス感染症

2012.02.27

 RS感染症は、12月から1月にかけて感染のピークを迎えます。しかし、っ昨年は7月頃から感染増加が報告されています。

 RSウイルスは、風邪の原因になるウイルスの一つで、2歳までにはほとんどの乳幼児が感染します。おもな感染経路は飛沫感染と接触感染で、強い感染力があるのが特徴です。

 発症した場合、38~39度の高熱やせき、鼻水などの症状が現れます。

この感染症で問題になるのは、生後6ヵ月以内の乳児や、そして出産時の体重が2500g未満の低出生体重児の場合です。こうしたお子さんが感染した場合には症状が重症化する危険があります。

 RSウイルスには、まだ一般的な予防ワクチンや抗ウイルス薬は開発されていません。感染予防と症状を重症化させないことが、おもな感染症対策となります。

 感染予防には、せきエチケットや手洗い徹底を心がけましょう。また感染のピーク期間には、乳幼児を連れての外出は控えて下さい。

 RSウイルス感染症は、検査キットによって感染の有無を調べる事が出来ます。重症化させないためには、風邪のような症状がでたらなるべく早く、お近さんを受診させるようにしましょう。

 検査後は、入院処置なども含めて医師の指示に従ってください。

k・oda

花粉症対策②

2012.02.21

 おはようございます。先日の続きの花粉についてのお話です。

 花粉症は、かぜと判別が難しいのですが、くしゃみや鼻水のほかに、目のかゆみ・涙目や頭痛感なども含めた症状が長引くときは花粉症が疑われます。
 医師により花粉症と診断されると、症状などにより薬剤が処方されます。花粉症は、治療期間が遅くなればなるほど重症化します。早めの対処が必要なります。ひどくなると、日常生活に支障をきたすことになります。

 逆に花粉症の人であっても、遅くともその年の、花粉が飛び始める2~3週間前から薬を飲み始める等、対策を講じることで症状を軽減できます。早めにかかりつけ医に相談してみましょう。

 花粉症対策で大切なことは、医療機関で検査を受けて、原因となる花粉の種類を知って、その花との接触を出来るだけ避けることです。

 また体内に入れないように、家に持ち込まないように気をつけます。外出時にはマスク・ゴーグルなどでしっかりガードして、家に入る前にしっかり服に付着した花粉を払い落とします。
 さらに食事などにも気をつけることでも、花粉症を軽減することができます。異物に反応しやすい細胞膜をつくる動物性たんぱく質を多くとるようにします。肉類より野菜・豆類・穀類を多くとるようにしましょう。

k・oda

花粉症対策

2012.02.20

 おはようございます。
まだまだ、朝は冷え込みますね。今日はいつもより一枚多く着込んできましたが、すきま風があり職場についた時には体が冷えきっていました。

 早く温かくなってほしいと思います。

 さて、暖かくなると気になるのが「花粉症」です。毎年、春が来るのを待ち遠しく思う人とうっとおしく思う人がいます。そう花粉症に悩む人たちです。その患者は年々増えて、今や5人に1人が花粉症と言われています。その年の花粉飛散予測を知って、早めの対策をとることが花粉症の軽減につながります。

 まず、前年度、11年の気候から12年の花粉飛散予報をしてみましょう。翌年のスギ花粉の量は、花粉を出す雄花の前年の数で決まります。晴れて暑い夏にはたくさんの雄花が作られますから、翌年はたくさん飛ぶことになります。11年の夏は、西日本では曇りや雨の日が例年に比べて多く、東日本では晴れが続き、暑い夏になりました。
 それでも、全国的に猛暑となった10年よりは雲が多く、気温も低かったのです。そんなことから12年の花粉については例年よりは少なめ、11年の約3割程度と予測されているようです。また、花粉飛散量は1年おきに増減する傾向があり、花粉が多く飛散した翌年は少なくなる傾向があります。この飛散量が減る年を「裏年」といい、今年はこの裏年に当たります。さらに地域での詳細な花粉情報は、毎年1月になると気象予報と一緒に情報提供がされますから確認する事も予防の一つと言えるしょう。

 スギなどの花粉を吸い込む事によりなる花粉症は、アレルギー疾患の一つです。私たちが持つウイルスや細菌を排除する免疫機能は、時に体に無害なものまで攻撃したり、過剰な防御反応を起こしてしまうことがあります。それが、アレルギー反応であり花粉症なのです。
 そして一度花粉症になってしまうと、わずかな花粉に対しても、アレルギー反応が起こります。また一度発症すると、自然に治ることはありません。

 ここだけ聞くと、花粉症は治療できない病気と怖いイメージを持たれるかと思いますが、次回に予防と対策を載せたいと思います。

k・oda

たかが風邪は禁物?

2012.02.18

 今年の風邪はしつこいようです。 たんを伴う咳や、咽頭痛、インフルエンザのような高熱が出ることもある。また下痢や吐き気も出現するため活気がなくなってしまうのも一つの特徴です。

 風邪は鼻腔(びくう)や咽頭から、気管支や肺にまで起こる急性炎症のこと。原因は10~20%はウイルス感染で、10~20%は他の細菌や冷気、乾燥・室内のほこりと言われています。
 粘膜は乾燥すると抵抗力が低下し、ウイルスはさらに乾燥や低温で力を増すことになります。

 風邪症候群の中で、症状の軽いものには、鼻汁鼻水、鼻づまり、くしゃみ、頭痛、発熱、関節痛、たんがあります。またインフルエンザよるものを流行性感冒ともいい、急な発熱、頭痛、腰痛、筋肉痛、全身の倦怠感が初期症状として現れます。

 風邪が気管支に及んだものを気管支炎、肺まで及んだものを肺炎と呼んでおり、呼吸は荒くなり、高熱が何日も続くことになります。またせき、たん、呼吸困難、胸痛などの症状もあらわれ全身症状も強まることになります。食事も摂れず、せきで体力を消耗し抗生剤やステロイド剤をいれた点滴を行っても、危険な状態になることもあります。

 肺炎には 「肺炎球菌ワクチン」が有効とされています。2歳以上で医師が健康な状態と判断できると接種可能となります。免疫完成まで約2週間が必要です。一度接種すると5年は肺炎にかからないとされますが、肺炎には他の原因菌やウイルスの可能性もあり、やはりかからないようにすることが大切だと考えます。
 以前は一生に一度しか接種できませんでしたが、最近は副作用も少なくなり二、三度接種することも可能となってきているので気になる方は医師に相談してみてはいかがでしょうか。

 外出時はマスクを使用して衣類は厚手を着用。部屋の掃除や空気の入れ替えもしっかり行い寝室の加湿、空気清浄器の使用もおすすめです。体温計で体温管理を行うことも大切です。また今からでもインフルエンザワクチンを接種してもいいと思います。特に持病などをお持ちの方は、医師に相談が必要と思われますが、予防策はしっかりとする必要があります。

 たかが風邪と侮ることなく早めに治療することが悪化させない一番の対策です。

 日本経済新聞より一部抜粋

 k・oda

増えています。逆流性食道炎

2012.02.13

 胃液が食道に逆流して、食道粘膜に炎症をおこすのが「逆流性食道炎」です。原因の一つは加齢。超高齢化社会を迎える日本において、この病気を患うかたが増えています。

 みぞおちあたりにチリチリとした不快感があって、すっきりしない。こうした゛胸やけ゛と呼ばれる症状は、胃から食道に逆流した胃酸が食道の粘膜を刺激することで起こります。このとき食道粘膜に炎症が起きている状態は「逆流性食道炎」と診断されます。
 症状としては、胸やけのほかに、胃酸がのどや口腔にこみあげてくる゛呑酸゛もあげられます。

 食道と胃の境界線(噴門)には、食道から胃に送る一方、胃からの逆流を防止する弁の役割があります。この機能は噴門周囲の筋肉や靭帯によって維持されていますが、加齢や肥満によって弁が緩むと、逆流性食道炎が生じやすくなります。

 逆流性食道炎から食道がんを発症するケースは日本人の場合、稀です。とはいえ、逆流性食道炎による不快感は、食生活や睡眠といった日常生活に大きく影響します。症状の多くは、薬物療法と日常生活の改善で緩和できます。
 胸やけが慢性的に起きている方や、一か月以上続いている方は、かかりつけ医に相談のうえ、専門科を受診しましょう。

                                                             k・oda

帝国ホテルのサービス

2012.02.07

 おはようございます。今日は朝から雨となり少し肌寒さもありますね。インフルエンザも流行っているので、受験シーズンにいる学生は体調管理に気を付けてください。

 さて今日は先日読んだ、「帝国ホテル サービスの真髄」
国友 隆一著書 
 に共感する部分が多くあったので紹介したいと思います。

はじめに
 物は使えば使うほど減っていく。人に分ければ分けるほどなくなっていく。心は使えば使うほど豊かになっていく。人に配れば配るほど温かくなっていく。それなのに、心を物の様に扱っている人がいかに多いことか。
出し惜しみしている間に、心は貧しくなる。冷めてくる。荒涼としてくる。やはりそうではなく、心は多いに使うべきである。
 それによって自分の心も豊かになって、暖かくなっていく。

では具体的に何をすることがいいのか。1つの道筋を示すにあたり帝国ホテルのおもてなしを取り上げたいと思います。

 思いやりや心遣い、心配りのきめ細かさは、日本人の伝統的な文化に根ざしながら、帝国ホテルのおもてなしは現代社会から生じるさまざまなニーズにも対応している。それは日本人だからできる日本人だから出来るおもてなしのオーソドックスな展開であり、質の高いサービスの1つ、サービスの真髄である。

  トップであるために挑戦者であり続ける。~極上をいかに「当たり前」にできるか~
・人間は矛盾をいつも抱えている。努力したいと思いつつも怠けたいと思う。成長したいと思いつつも、このままで良いと考える。どう行動するかは、その時々で決まる。どう行動し続けるかは理性や知性できまる。意識して決断しない場合は、習慣によって決まる。日ごろからどういった価値観を持って行動するかが習慣化し、その人の人間性になる。同じような素質を持ちながら、いつの間にか身に付いた習慣によって、一方は堕落し、もう一方は明るく意欲的になったりする。
 帝国ホテルのサービスで言うと、サービスやおもてなしに努力を感じさせない。それでいて非常にレベルが高い。お客様がすごいと感じるサービスを従業員が当たり前の事として行っている。

・努力や挑戦すること自体が体質になるまで、続けるべきである。それが特別なことである限り進歩は小さい。努力や挑戦をしないと苦痛を感じるようになった時、目に見えて進歩し始める。サービスやおもてなしがきめ細やかになる。

・ムダに終わると分かっている手間は出来るだけ省くべきである。それが効率につながる。しかしミスをしないためには心のゆとりが必要だ。そのためにムダな作業にも真剣に取り組まなければならない。ムダをムダで終わらせることで、ミスの防止に貢献できる。

・人によるおもてなしを省力して、物に置き換えていないか。それはお客様一人一人の心に触れる手間を省いて、お客様をマスととらえることにつながる。それは効率化という名の退歩である。手間のかからないおもてなし等、この世に存在しない。

 少し長くなってしまいましたが、人に関わる仕事をするうえで参考になる部分が多くありました。仕事をするうえで心の中に「おもてなしの心」を忍ばせておきたいと思います。

床ずれの防止

2012.02.06

 ほとんど寝たきりの状態になると、体重の集中する部位の骨と寝具に挟まれた皮膚組織が圧迫され続け、「血の流れが悪くなり、皮膚やその下の組織が死んでしまう外傷」が「褥瘡」、一般的に「床ずれ」と呼ばれるものです。

 肌の弾力性が失われている高齢者の場合、同じ姿勢で寝たきりでいると、骨の突出部分に圧迫力や摩擦力が掛かり、床ずれが生じます。
(あお向けの場合、後頭部・肩甲骨・お尻・かかと部に多く発生します)

 まず、でき始めの発赤と呼ばれる赤くなった状態を早期に発見し、この段階で適切なケアを行うことで床ずれの悪化を防ぐことができます。

 ひどくなると水ぶくれになり、それが破れただれたり、うみが出て潰瘍になったりします。ひどくなると激し痛みを訴えるようになり、さらに悪化すると傷が深くなり骨まで露出するようになります。

 
 床ずれの予防は、「除圧」と「スキンケア」が重要になります。寝たきりではほとんど自分で体を動かせない高齢者なでには除圧マットや枕を使用し圧迫の軽減を図ることができます。自分で寝返りをうてる際は1~2時間おきに体の向きを変えるように促してあげましょう。

 スキンケアの基本は皮膚の清潔を保つこと。おむつを使っているならこまめに交換、そのあとで保湿クリームやローションなどで、皮膚のコンディションを整えます。
 介護する人の細やかな気遣いで、床ずれやその悪化はかなり防ぐことができます。

 

体組成計の上手な使い方

2012.02.02

 最近、体重計の進歩が目覚ましいと思いませんか。体重計に乗るだけで体重や体脂肪率はもちろん、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝など体のいろいろなデーターが計測できるようになってきています。
 しかし、データーが多量になるほど、利用する側の情報処理能力が必要となってきます。

 
 糖尿病や生活習慣病の研究によると、家庭による健康管理に欠かせないのは体重測定と考える方も少なくないと思われる。加齢による体重増加を防ぐことは生活習慣病の予防となり、短期間の体重減少は重篤な病気のサインとも考えられています。
 

 たとえば、体の脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪があります。内臓脂肪が過剰に増加した状態がいわゆる「メタボリック症候群」といわれるもので、糖尿病、高血圧、動脈硬化性疾患のリスクを高めます。30~40代で糖尿病を発症する男性が増えていますが、その原因の一つが男性に多い内臓脂肪型肥満。
 さらに太って見えないのに、内臓脂肪が蓄積している「隠れ肥満」も要注意となります。

 体組成計では全身の体脂肪率の他、内臓脂肪レベルも表示するので内臓脂肪を減らす事を目的として健康管理にも使用できる。逆に、20代女性の間で問題となっている過剰なダイエットによる健康障害も増えている今日この頃。女性では体脂肪率が標準値を大きく下回ると月経不順などの原因にもあるとされており注意が必要です。健康的なダイエットをするためにも体組成計を役立てることをお勧めします。

こんにちわ2012年2月号

2012.02.01

こんにちわ2012年2月号をお配りしています。

こんにちは2012年2月号

  • ホームクリニック 「関節リウマチには早期治療が効果的」
  • 知るほどTOPICS 「介護をする人のための高血圧対策」
  • はつらつ健康ナビ 「冷えを防ぐ工夫」
  • 介護の知恵袋 「排泄のトラブル」
  • 生活ほっとニュース、覚えよう!楽しい手話 ほか

※当冊子は毎月発刊しております。
※数に限りがありますので、お早めに!

大きく 標準