田﨑病院は板橋区大山の病院です。

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田﨑病院
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衰えは足腰から、運動習慣を

2012.05.29

 「養生の術は、つとむべき事をよくつとめて、身を動かし、気をめぐらすことよ良しとす」とは、18世紀初めの頃に貝原益軒が著した『養生訓』の一説です。

 またこの中で、いたずらにダラダラするのは昔も今も健康にとって悪い戒めの対象になっていたようです。

 適度な運動は、食事と並んで健康を維持するうえで重要なものとなっています。世の中にはたくさんの健康法がありますが、多くは身体を動かすことを取り入れています。

 厚生労働省の2009年国民健康・栄養調査によると「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、さらに1年以上継続している」いわゆる運動習慣のある人は男性で32%、女性では27%だった。
 「健康日本21」の目標が男性39%、女性で35%だからこれに達していない。運動の大切さは分かっているけどついつい・・・・という方も多いのではないでしょうか。

 身体の衰えは足腰からきます。高齢者の歩く速さが落ちるのは、体力や栄養が下がってくるためだと考えられています。
 人の場合、身体を動かさないでほっておくと、足の筋肉は年間1%ずつ減るといわれています。また握力低下も運動不足のサインとなる。

 運動というと、汗をかきながらを想像しがちですが、軽めの運動を継続することが大切です。毎日20~30分間歩くだけでも効果があり、階段の上り下りも効果があります。
 主婦の方であれば、掃除や家事も適度な運動になってきます。

 まずは運動習慣を付けることから始めてみましょう。

k・oda

糖質制限食

2012.05.24

 炭水化物の主成分「糖質」の接種を極力減らして、肥満や糖尿病の予防に努めようとする食事療法が関心を寄せています。

 糖質制限は簡単に言うと主食となるご飯やパン、麺類を抜いておかずばかりを食べる方法です。

 メニューつくりが面倒なカロリー制限に比べると、継続しやすいことが関心を寄せる理由の様です。

 しかし、健康面での問題や医学的に解明されていない事が多いようで、善し悪しを判断できていない状況の様です。

カロリー制限や糖質制限など、それぞれの良いとこ取りが出来るといいですね。

 k・oda

今日 開業

2012.05.22

 おはようございます。

先日は金環日食でした。みなさん、見ることはできましたか?

東京では朝、曇りでしたが日食の時間に少し晴れ間が出てきて日食をみることができましたね。

 私も職場で空を見上げちゃいました。

さて、今日は 「東京スカイツリー」の開業日です。金環日食とスカイツリーを同時に見た方もいたのではないでしょうか。

 本日はあいにくの雨模様ですが入場チケットに当選されたかたには楽しんでもらいたいです。
 なんせ世界一のタワーですからね。

k・oda

アルコール依存症①

2012.05.16

 朝からお酒を飲まずにはいられない方や、仕事中に隠れて飲酒してしまう方の事を一例として取り上げてみましょう。アルコール依存症がこの状態まで進んでいると、こうした場合、アルコールが身体から抜けた場合、離脱症状が現れると考えられます。
 離脱症状は、脳の神経細胞がアルコールの影響で変化することで起こります。
 身体におけるアルコールの分解能力を超える過度な飲酒が続くと、血液中にはアルコールが常に存在する状態になります。ちなみに、肝臓が1時間に処理することができるアルコール量は、一般的に日本酒約4分の1合です。毎日3合のお酒を飲むと仮定して単純に計算すると、肝臓は実に12時間もアルコールを処理しなければなりません。
 こうした状態が長期に及ぶと、身体に存在し続けるアルコールの影響を受け、脳は機能を十分に果たすことができない状態になります。機関の目安として、一般的には、男性で20年前後、女性で10年前後とされています。

 やがて脳の神経細胞は、アルコールが存在することが常態として、この状況に順応するために変化していきます。変化した脳の神経細胞は、今度は逆に、アルコールが完全に抜けた状態では十分に機能できず、アルコールが必要という信号を送ることになり離脱症状として身体に現れます。

 脳の神経細胞が変化した後にみられる症状にはもう一つ特徴があります。それは、少量のアルコール摂取でも、飲酒に対するコントロールを失いやすくなることです。アルコール依存症が治ったように見えても、少量の飲酒から、依存症に逆戻りしてしまうメカニズムがここにあります。またこのことがアルコール依存症に対して厳しい制限が課せられる理由でもあります。

 現代はストレス社会といわれ、社会状況が、アルコール過剰摂取への環境的要因として大きく働いています。厚生労働省の発表によると、アルコール依存症の患者数は予備軍も含めて約440万人とも推定されています。

 アルコール依存症の判断基準は様々なものがありますが、代表的なものとして
『アルコール依存症のICD-10 診断ガイドライン』というものがあります。アルコール依存症は重度になる前に対策を講じることが最善です。
 心当たりがある方は早めにかかりつけ医にご相談ください。

k.oda

アスペルガー症候群

2012.05.14

 おはようございます。

皆さんの職場には同じミスを繰り返し、注意しても改善が見られない・・・こんなスタッフいませんか?

 もしすると、その人は病気なのかも知れません。

今日紹介するのは「アスペルガー症候群」。

アスペルガー症候群は、知的障害が認められない自閉症のことをいい、その主な特徴は他者とのコミュニケーションに表れます。たとえば、相手の気持ちや立場になって考え・発言することが苦手なため、社会生活に支障をきたすケースが見られます。

 こうしたことは、物事を認知する能の機能と関わっています。このためアスペルガー症候群の原因は、性格や育ち方の問題ではなく、患者の脳に何らかの微妙な障害が起きていることが指摘されています。
 アスペルガー症候群はこれまで、まれな存在と考えられていました。しかし現在では、日本人の100人に1人はアスペルガー症候群かそれに類似した病気を患っていると考える研究者もいます。残念なことに、現在のところ、アスペルガー症候群を完全に治療する方法は見つかっていません。一方で、この病気を患う人は成人にも増加しており、社会との軋轢から、うつ病や不安障害といった二次障害を発症する人もいます。

 アスペルガー症候群が疑われる場合、できるだけ早めに認識し、社会的適応能力を高めるために、本人だけでなく周囲の人間も協力する、そうした取り組みが必要です。また、病気のマイナス面だけを見るのではなく、その方の個性としてプラス面を活かしていくという発想も、これからの社会にとって重要なものになっていくでしょう。

k・oda

5月21日 金環日食

2012.05.11

 おはようございます。
最近テレビなどで、取り上げられていますが21日に金環日食がおこります。

 「日食」とは太陽の手前を月が横切るために、太陽の一部、または全部が欠けてしまう現象です。
 「部分日食」を含めると、地球全体で一年に一回程度は日食が起きていますが、毎回「皆既日食」や「金環日食」になるわけではないようです。またこの2つの日食は限られた狭い範囲でしか観察できないため、大変珍しい現象となります。

 前回、日本で観察された「金環日食」は1987年9月23日で、次回も2030年6月1日に北海道で見られる予定ということからも、珍しい現象ということがおわかりになるかと思います。

 
 金環日食を観察するにあたって、注意点も放送されていますよね。

・肉眼で太陽を見る
・望遠鏡・双眼鏡で観察する
・色つき下敷きやサングラスで観察

まだ、注意点はたくさんあるようですが、正しい方法で観察しないと目を傷めたり、最悪失明する危険性もありますので注意してください。

 ※観察用に販売されている下敷きや双眼鏡・望遠鏡もあるようです。販売店に確認してください。

糖尿病②

2012.05.10

 さて、先日のつづいて糖尿病の話です。

前回は糖尿病とはどういったものかを書きました。

今日は、糖尿病にならないためにはどうするかをアップします。

 最も重要な糖尿病予防は、肥満防止、つまり太りすぎないことです。その為にも、食事の量と栄養のバランスに気を付けましょう。
 食事療法は、糖尿病に最も効果のある、基本となる治療法です。
まず、食事は基本的に時間をかけてゆっくり食べるようにしましょう。決まった時間に食べることも大切です。

 薄味で調理し、野菜を多くとるように努めます。マヨネーズやドレッシングなど、油の多いものは避け、甘いものを避けましょう。
 

 糖尿病予防で、もう一つ大切なことは、無理のない適度の「運動」です。
運動は身体の中性脂肪を減らし、筋肉をつけることで基礎代謝の多い体をつくります。

 激しい運動が必要というわけではありません。できるだけ外出時は歩く、エスカレーターより階段を使う、暇な時間にストレッチをする、といったことでよいのです。

 糖尿病は、しっかりした自己管理で防げる病気です。
また、もし、糖尿病になってしまったとしても、血糖を下げる薬やインスリン注射といった治療をしますが、、治療は一生に渡って続くため、やはり、自己管理が大切になってきます。
 それが出来れば、治療中であっても健康な人と変わらず生活を送ることが可能です。
 
 きちんとした食事と運動は、健康の基本です。それを心掛けて日々の生活を送るようにすれば、糖尿病の危機も回避できるはずです。

 k・oda

 

糖尿病

2012.05.08

 糖尿病は、血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度(血糖値)が高い状態が続く病気です。本来、体を動かす為のエネルギー源として筋肉や脂肪細胞に運ばれるはずのブドウ糖が上手に細胞内に取り込まれずに、血液の中に余ってしまうと尿によって体外に流れることになります。そのため「糖尿病」と呼ばれています。
 
 血液中のブドウ糖が一定に保たれているのは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンのおかげです。しかし、そのインスリンが分泌されなかったり、量が不足、もしくは十分に分泌されても十分に作用しないなどの理由から、慢性的な高血糖になってしまうのが糖尿病です。
 そして糖尿病は完全に治すことができないため上手に付き合っていくことが必要となります。

 糖尿病には大きく分けてⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病があり、さらに妊娠糖尿病や遺伝子の移乗、他の病気が原因となるばあいもあります。原因が異なる為、治療方法もそれぞれとなります。

 Ⅰ型糖尿病はインスリンをつくる細胞が破壊され、体内のインスリン量が足りなくなっておこります。多くは子供のうちに始まります。
 Ⅱ型糖尿病は、インスリンの分泌量が少なくて起こるものと、筋肉などの細胞がインスリンの働きを感じなくなる(=インスリンの働きが悪くなる)ことが原因で、ブドウ糖がうまく取り入れられなくなり起こるものとがあります。食事や運動などの生活習慣が関与している場合が多く、約95%以上がこのタイプになります。

 糖尿病は、初めのうちは体がだるい、疲れやすいといった程度で、痛みなどの自覚症状はありません。ですから健康診断で血糖値が高くても治療を受けず放置する方が多くいます。
 糖尿病が疑われる人は全国に2200万人といわれていますが、約4割の方が治療を受けたことがない方といわれています。
 また、年間1万4000人(平成19年統計)もの人が糖尿病で亡くなっていますが、さらに大きな問題に「合併症」があります。「糖尿病神経障害・糖尿病網膜症・糖尿病腎症」は糖尿病に特有の3大合併症といわれ、いずれも重篤な病気です。
 糖尿病が発症して10~15年も放置して治療しないでいると、これらの合併症がでてきます。
 また腎臓病の人、高血圧や脂質異常症の人の場合、糖尿病になるとそれらを悪化させる事になります。

 少し長くなってきたので、続きは次回にしたいと思います。次回は糖尿病の症状と糖尿病にならないためにはどうするか、をアップします。

k・oda

118番

2012.05.07

 おはようございます。

 ゴールデンウィークも終わり、今日から仕事という方も多いのではないでしょうか。
 今年は最大、9連休の方もいたと思います。
久しぶりの仕事、今月も予定通りに進めていきたいと思います。

 さて今年のゴールデンウィーク前半には関越自動車道で交通事故が起きました。福岡では遭難事故もあり、昨日茨城・栃木では竜巻が発生し死傷者が出てしまいました。

 事故や事件が発生した際は、「110番」ですよね。火事・救助であれば
「119番」。
 ここまでは一般的で皆さんが思いつくはずです。

では「118番」は?

 実は「118」は海難事故発生時に連絡する、いわゆる海の消防です。
皆さんは「海猿」という映画を見たことがありますか。ここに登場する海猿こと海難救助隊が海での事故を管轄しています。
 海での事故の際は直接連絡してみることも、早期救助につながるかも知れません。

 事故が起きないことが一番ですが、こういったことも事前に分かっていると安心ですよね。

 k・oda

こんにちわ2012年5月号

2012.05.05

こんにちわ2012年5月号をお配りしています。

こんにちは2012年5月号

  • ホームクリニック 「変形性股関節症をあきらめない」
  • 知るほどTOPICS 「ワクチン接種の基礎知識」
  • はつらつ健康ナビ 「五月病を乗り越える」
  • 介護の知恵袋 「食事の介護」
  • 生活ほっとニュース、覚えよう!楽しい手話 ほか

※当冊子は毎月発刊しております。
※数に限りがありますので、お早めに!

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