田﨑病院は板橋区大山の病院です。

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田﨑病院
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『笑顔』はうつる

2013.04.27

 おはようございます。
今日からゴールデンウィークに入る方もいらっしゃると思います。

高速道路では、すでに渋滞も始まっている様子ですね。

今日は、なんだか辛い時を、楽しく過ごすためのコツをお伝えします。

 皆さんは、一日一回でも笑顔になることがありますか?誰かと笑い合っている時や、テレビで面白い場面を見たとき私たちは楽しい気分になり、笑顔が自然に浮かんできます。
 では、反対に、みな一様に黙り込んでムスッとしている会議室。もしそんな場所に居合わせたら 「なんだか嫌な雰囲気だな」 と感じ、笑顔を浮かべる気分になれないでしょう。

 他人の様子によって、自分の気持ちが左右される・・・・これには脳の働きが深くかかわっています。
脳の中には「ミラーニューロン」という神経細胞があります。ミラーとは鏡のことで、この神経細胞はそばにいる人の感情を映し、同じ気分になってしまうという不思議な働きをします。

 「何のためにそんな機能があるの?」
これはとても重要な働きをしています。この細胞のおかげで、私たちは誰かの気持ちに共感することができ、感動的な話に涙し、他人の幸せを自分の事のように喜ぶことができます。ちなみに「あくびがうつる」のもミラーニューロンのしわざといわれています。

 とは言え、できるだけ不快な感情は自分の中に受け入れたくないもの。ですから誰かの不快な感情を感じたら、意識的に自分の顔を穏やかにしてみましょう。そして笑顔を受け取った時には、ぜひ誰かにもおすそ分けしてあげてください。

年齢とアンチエイジング

2013.04.25

 おはようございます。

前回の続きになりますが、最近流行りのアンチエイジング。
今日は、「年齢とアンチエイジング」という内容で具体的な例を取り上げて解説してみたいと思います。

 今まで見えない形で進行していった加齢が「見える形」になることは、アンチエイジングを始めるきっかけにもなり、心身ともに年齢相応の健康状態を維持していくための原動力となっていくことでしょう。

◆60歳からのアンチエイジング
60歳を過ぎても、アンチエイジングは可能でしょうか?そのことを70代で2度エベレスト登頂に成功した冒険家・三浦雄一郎氏のケースでご紹介します。

 三浦氏は、新聞インタビューで60代後半の頃は、高血圧・肥満・糖尿病で身体がボロボロだったと語っています。詳細は伸長164㎝、体重86kg。
健康診断の結果は糖尿病発症の寸前の状態でした(三浦雄一郎著『デブでずズボラがエベレストに登れた理由』)。
 その後三浦氏は、70歳でエベレストに登頂することを目指して65歳から本格的なトレーニングを開始しますが、最初は500m級のハイキングコースすら登り切れなかったそうです。そうした様態からのスタートならば、さぞ厳しいトレーニングをしたと思われるかもしれませんが、著書からは悲壮感は感じられませんでした。

 トレーニング開始から半年で40代の体力を取り戻し、70歳でエベレスト登頂を達成した時には20代男性とほぼ同じであることが検査結果として出たそうです。

 アンチエイジングに取り組むのに、遅いという事は決して無い事を三浦氏のケースは教えてくれます。

k・oda
 

心と身体のアンチエイジング

2013.04.24

 アンチエイジング(抗加齢)に大切なのは、心と身体が年齢相応の健康を維持している事です。そのためにはストレスのケア、バランスのとれた食事、毎日の運動が欠かせません。ただこれらは、取り組みを始めることや継続していくことに困難を感じることがあります。
 そこで今回は「心と身体のアンチエイジング」のための原動力となるようなアンチエイジングを医学として捉えようとする最近の動きと、ある程度年齢を重ねられた方にも有効なのか、この二つに話を絞っていきます。

◆アンチエイジング医学
 アンチエイジングは、日本でも10年ほど前から、女性の加齢に伴うお肌対策を中心として、形成外科及び美容に関する分野で発展してきましたが、ここ数年は見た目の美しさに限定せずに、見えない部分(身体内部)に予防医学として生かしていこという動きがあります。

  動脈硬化と関係のある血管年齢を例にあげると、まず脈派(大動脈に起こる圧力を波形にとらえたもの)が血管を伝わる速度によって、血管の硬さ・詰まり具合を測定し、血管年齢を調べます。この数値を標準とされる数値を比較し動脈硬化の程度を探ります。ストレスのケア、食事指導、運動指導、さらにはサプリメント療法、薬物療法などによって動脈硬化の危険因子を改善していきます。そして危険性が高いと判断されるケースについては、治療に移行していくので重症化を防止することにもなります。

 こうした試みは、血管年齢以外にも、骨年齢、脳・神経年齢、筋肉・体脂肪量、酸化ストレスとホルモン濃度などでも行われています。これらは骨粗しょう症や認知症、生活習慣病対策などに大きく貢献する事が期待されています。

すこし長くなってきたので、年齢とアンチエイジングの話は次回に持ち越したいと思います。

k・oda

院長より皆様へ

2013.04.23

皆様、こんにちは。

突然ですが、ABO型って知っていますよね。

そうです、血液型のことです。A型、B型、O型、そしてAB型ですよね。

では、”OAB”って知っていますか??

これは、Over Active Bladder の頭文字で、テレビでも盛んに流されている、過活動膀胱(炎)のことです。

最近、尿が近い(頻尿)とか、尿が漏れる(切迫性尿失禁)などでお悩みの方は、院長の外来で、”OAB”とおっしゃっていただき、受診されることをお勧め致します。

視力

2013.04.11

 最近は、パソコンや携帯電話の画面を見つめて、目を酷使することが多く、目の疲れや視力低下を訴える人が増えています。現代では、パソコン・書類、携帯電話の文字が読めないとQOL(生活の質)が低下すると言われています。

 視力には「裸眼視力」と「矯正視力」があります。「ランドルト環」と呼ばれるアルファベットの「C」に似た記号を使う検査方法が世界共通の視力測定法として一般的です。5m離れた場所からランドル環の隙間の位置を読み取ります。これを「遠見視力」と呼びます。
 30~40㎝ほどの近くの物を見る視力を「近視視力」と呼びます。

より小さな指標の狭い隙間が認識できれば視力が良いと判断できます。現代人にとって、遠くだけでなく近くを見る視力も大切となってきます。
 さて、一般的な視力検査はいわば「最大瞬間視力」と呼べます。つまり、その人が見ることが出来る最大限の視力という事です。しかし、実際の生活では、視力検査の時と同様に見えているとは限りません。そこで最近は普段の状態を示す「実用視力」の測定方法が開発されています。モニター画面に次々と表示されるランドルト環の隙間の位置を答えていくもので、より現実に近い視力の確認に有効な検査方法として注目されています。

日本経済新聞より抜粋

 

こころの風邪

2013.04.08

昨年3月に自殺対策推進室が発表した2011年の自殺者数は確定値で、3万651人。2010年より1000人程減ってる。これは男性の自殺者が減っている事が大きい。

 一方女性の自殺者は増加傾向になっている。98年以降は年々、増加しており昨年、全体の30%と超えた。

 気になるのは、若い世代や高齢者で女性の自殺者が目立っている事だ。たとえば、20代と70代の自殺者は男性との比率は2:1と他の年代に比べて高い比率になっている。

 原因として考えられるのは、「健康問題」。病気に悩んだ結果自殺というパターンが多いらしいが、中でも「うつ」が原因である事が多い。

「こころの風邪」
鬱は近年、こう呼ばれる様に、ごく当たり前の病気に一つになっている。うつは全ての人に当てはまるわけではないが、自殺の原因になる事も多いのは間違いない。

 対策として提唱できるのは、「いつも能天気に構える」でストレスをためないことが大切と考えられる。また「仲間を大切にする」のはより良い人間関係を築くとともに、その人たちとの交流を通じ、よりよいコミュニケーションを取ることが良いとされています。

  自殺者はいくつかのサインを出していると言われます。言葉や行動が「おかしいな」と気が付いたら、励ますと同時に家族に知らせ、早くに専門医に相談することを勧めるべきと思います。

「日本経済新聞」より抜粋

こんにちわ2013年4月号

2013.04.03

こんにちわ2013年4月号をお配りしています。

  • QOLを高める!ホームドクター・アドバイス「筋肉アップ!簡単な運動でひざの痛みをやわらげよう」
  • メディカル・プロファイリング 「先端医療の基礎知識」
  • はつらつ健康ナビ 「認知症の家族との接し方」
  • 介護の知恵袋 「手湿疹(主婦湿疹)を改善したい」
  • 生活ほっとニュース「環太平洋経済連携協定(TPP)」、覚えよう!楽しい手話 ほか

※当冊子は毎月発刊しております。
※数に限りがありますので、お早めに!

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