田﨑病院は板橋区大山の病院です。

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田﨑病院
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大腸がん検診を受けましょう

2014.11.29

 大腸がんは、食生活の欧米化などの影響もあり増え続けているがんです。それでも早期発見できれば、ほぼ100%治るがんと言われています。そのためにも『大腸がん検診』を受けましょう。

 ☆大腸がんとは
薬2mの大腸は大きく分けて、結腸、直腸、肛門の3つに分類されます。食べ物は小腸から大腸に入り、まず盲腸から上行結腸、横行結腸、下行結腸、さらにS状結腸を通って直腸を経て肛門から排出されます。日本人の大腸がんの発生率は直腸が35%で最も多く、次いでS状結腸の34%、上行結腸で11%、横行結腸で9%、盲腸で6%、下行結腸で5%となっています。
 
 40歳から増加する大腸がんの患者数は、男性では3番目、女性では2番目に多いがんとなっています。大腸がんの死亡者数は食の欧米化の影響からか増加傾向にあり今後も増加が予想されます。しかし早期発見が出きれば、ほぼ治癒が可能ながんとなります。

 ☆大腸がん検診とは
大腸がん検診は、市区町村や職場が実施する検診か、病院や人間ドックに個人的に申込むことで受けられます。いずれの場合も、大腸がん検診では主に『問診』と『便潜血検査』を行います。便潜血検査とは、がんのある部分を便が通過する刺激によって出血したわずかな血液を検査する方法です。この方法では食事の制限や薬を飲むことはありません。

 ☆検診の結果と対応
便潜血検査で陽性という結果が出ると、さらに深く調べるために精密検査を受けることになります。精密検査は直腸指診や注腸造影検査、内視鏡検査などの検査をします。陰性の診断がされた場合は精密検査を受けることはなく、翌年にまた大腸がんの検診を受けることになります。

 ☆早期発見でこわくない
 大腸がんは早期の段階で発見できれば高い確率で治せるがんです。しかし早期の段階では自覚症状がほとんど無いため、発見が遅れることがあります。 「自覚症状もなくどこも悪くなさそうだから自分に関係ない」 と考えず、「今はどこも悪くないかもだけど、がんが隠れているかも」という意識を持つことが大切です。
 ぜひ1年に1回は大腸がん検診を受けましょう。

 田﨑病院発行 こんにちわ より

水痘と肺炎球菌の予防接種

2014.11.11

 予防接種には 「定期接種」 と 「任意接種」 があります。
定期接種は、国が予防接種を強く進めているワクチンです。このため一部例外を除き、無料で予防接種を受けることができます。

それに対して任意接種は、予防接種の希望者が判断して予防接種を受けることになります。費用も助成金が支給されるワクチンもありますが自己負担となっています。

 この10月から1歳から3歳未満の水痘の予防接種と、65歳以上の方の肺炎球菌の予防接種が定期接種に追加されました。
水痘は、水痘ウイルスによる感染症で、発症者は子供に多くみられます。免疫をもっていれば重症化が防げるのですが、現在のところは、予防接種率が40%程度にとどまっていて、日本では毎年流行が繰り返されています。

 肺炎球菌は、肺炎や気管支炎を発症させる細菌で、インフルエンザや風邪で弱った身体に感染すると命に関わる重篤な症状に至ることがあります。肺炎球菌ワクチンを接種すると成人の場合は、肺炎球菌による感染症の重篤化を70%防げるとされています。
 この二つの予防接種に関しては、定期接種となったこの機会に有効に活用しましょう。

 くわしくはかかりつけ医に相談してください。

成人用肺炎球菌ワクチンの定期接種が始まりました。

 平成26年10月1日から肺炎球菌ワクチンの定期接種が開始されました。

平成26年度は、平成26年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と101歳以上の方が定期接種の対象となります。

また、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方も定期接種の対象となります。

肺炎は日本人の死因 第3位で、肺炎による死亡者の約95%は65歳以上と言われています。
肺炎は発症後に急に悪化することもあります。

このワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、また重症化を防ぎます。

対象となる年齢の方は平成27年3月31日までに接種するようにお願いいたします。

こんにちわ2014年11月号

2014.11.05

こんにちわ2014年11月号をお配りしています。

こんにちわ2014年11月号

  • QOLを高める!ホームドクター・アドバイス「脂質異常症には禁煙と食事療法」
  • メディカル・プロファイリング 「インフルエンザ」
  • はつらつ健康ナビ 「セカンドオピニオン」
  • 介護の知恵袋 「便意がある時を逃さない」
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※当冊子は毎月発刊しております。
※数に限りがありますので、お早めに!

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