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田﨑病院
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衰えは足腰から、運動習慣を

 「養生の術は、つとむべき事をよくつとめて、身を動かし、気をめぐらすことよ良しとす」とは、18世紀初めの頃に貝原益軒が著した『養生訓』の一説です。

 またこの中で、いたずらにダラダラするのは昔も今も健康にとって悪い戒めの対象になっていたようです。

 適度な運動は、食事と並んで健康を維持するうえで重要なものとなっています。世の中にはたくさんの健康法がありますが、多くは身体を動かすことを取り入れています。

 厚生労働省の2009年国民健康・栄養調査によると「1回30分以上の運動を週2回以上実施し、さらに1年以上継続している」いわゆる運動習慣のある人は男性で32%、女性では27%だった。
 「健康日本21」の目標が男性39%、女性で35%だからこれに達していない。運動の大切さは分かっているけどついつい・・・・という方も多いのではないでしょうか。

 身体の衰えは足腰からきます。高齢者の歩く速さが落ちるのは、体力や栄養が下がってくるためだと考えられています。
 人の場合、身体を動かさないでほっておくと、足の筋肉は年間1%ずつ減るといわれています。また握力低下も運動不足のサインとなる。

 運動というと、汗をかきながらを想像しがちですが、軽めの運動を継続することが大切です。毎日20~30分間歩くだけでも効果があり、階段の上り下りも効果があります。
 主婦の方であれば、掃除や家事も適度な運動になってきます。

 まずは運動習慣を付けることから始めてみましょう。

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