生きがい作り
2015.03.05
現在、日本は長寿高齢化の社会を迎えています。高齢者が明るく元気に日々を暮しながら年を重ねていこうとするとき、その人のライフスタイルに合わせた 『生きがい』 は欠かせません。
☆人生はまだまだ長い
超高齢化社会を迎え、「年金」や「介護」の問題が取りざたされていますが、同時に元気なお年寄りが増えてきたことから、高齢者の 『生きがい』 の問題も、クローズアップされています。今や「人生80年時代」、しかも人生はどんどん長くなってきています。そんな人生の後半を、いかに楽しく健康に送るかは社会全体が考えなければならない問題となっています。
例えばサラリーマンを65歳でリタイヤしても、まだ人生は20年も残っています。ところがそうした人の中には 「仕事だけが生きがい」という生活を送ってきた人も多くいます。
☆定年前から準備が必要
そうした人の中には、現役を退いたとは言ってもまだまだ元気、「若い者には負けん!」という高齢者もたくさんいます。ただ、定年退職すると同時にそれまで生きがいであった仕事がなくなった事で、すっかり沈み込んでしまう高齢者も少なくありません。
そこで、リタイヤしたあとも 「生きがい」 を持ってもらおうと 「仕事を辞めたら残りの人生、ゆとりをもって新たな楽しみを見つける」、という、高齢者の新たなライフスタイルを応援するムーブメントが起こりつつあります。そのためには若い世代も協力して、定年前から心の準備をしておくことが必要になるでしょう。