木こりのジレンマ
2010.12.13
あるところに新しい斧を手に入れた働き者の
木こりがいた。一日目に、木こりはその斧で
10本の木を切り倒すことができた。
その木こりの働く時間は日を追うごとに
長くなり、より懸命に仕事に精を出した。
ところが、切り倒す木の数は、それに反比例して
日増しに減っていった。
これを見かねた仲間がアドバイスをした。
「なぜ、斧を研がないんだ。歯がボロボロでは
木が切り倒せないのではないか。」
すると木こりはこう答えた。
「俺は忙しい。そんなことをしている暇がない。
もっと多くの木を切り倒さなくてはならないんだから」
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どんなに優れた機械や技術を使い、勤勉に努力を
したとしても、そのパフォーマンスを低下させて
しまう要因を見過ごしていては、ダメですよね…
日頃の忙しさが故に、振り返ることなく、
また、客観的に評価するということを怠り、
ただ継続している…ということになっていないか?
結構、見過ごしていることや、気付いていても
そのまま放置していることが多いように思います。
人から聞いたたとえ話でしたが、はっとさせられました。