沖縄の考える話
2011.04.21
先日、久しぶりに会った友人と食事を共にしました。
友人はそれまで沖縄に旅行に行っていたそうで、食事中の会話は沖縄についてのことばかり。
気になった話があったので紹介します。
普天間基地を辺野古へ移転する計画に関してですが、新聞・テレビでは正確に伝わらないことがあります。 例えば、辺野古への移設を反対する理由のひとつとして 『 ジュゴンの生息地を守る 』。
報道でよく聞く話です。
辺野古はジュゴンの最北端の生息地らしいのですが、地元の人の話ではここ3年はジュゴンの生息は確認できていないそうです。
そんな報道は、あまり聞きませんよね。友人は事実は現場にあることを、改めて実感したそうです。
決して3年以上見つかっていないジュゴンが関係ないという話ではないですよ。ただ事実を正確につかむ重要性を実感しました。
友人は沖縄の基地問題について気になったので現地の人はどう思っているのか聞いてみたそうです。
「基地がなくなったら生活できなくなる人も沢山いるだろうし、本当は辺野古移転へ賛成の人も沢山いる。」
「だけど、自分が住んでいる地域で反対運動が盛んになったら賛成とは言えなくなってしまう。 地域のつながりが強い分自分だけ賛成と言ったら住めなくなります」
沖縄の人は本当に暖かい人が多いですし、個人的に大好きです。だから地域の繋がりが強いこともわかります。
ただそれが原因で言いたいことが言えなくなり、全員が右へ倣えになっていることは恐ろしい気がします。
これが自分や周囲の環境に当てはまっていないか、もう一度見直していきたいと思いました。