よく噛んで食べていますか?③
2011.09.16
今回は咀嚼の効用を取り上げてみます。
1:消化・吸収と共に摂食機能を調節する。
よく噛んで細かく砕き、唾液中の酵素と混ぜ合わせることで消化吸収を促進します。よく噛むことで吸収されにくいビタミンCも口腔粘膜より吸収されやすくなります。
2:唾液分泌を促進しアンチエイジング効果も。
唾液には歯や歯周の浄化、食道の保護や抗菌作用があります。また唾液中の酵素には食物中の発ガン物質の発ガンを抑える働きもあります。
3:口、あご、顔の成長発育を促進する。
歯ごたえのあるものを食べると、組織代謝が向上し成長期の子供の口、あごの成長発育を促します。逆に咀嚼回数が少ないとあごの狭小化、口呼吸を招き閉塞性睡眠時無呼吸症を引き起こす可能性もあります。
4:脳の働きを活性化させる。
歯ごたえのあるものを噛むと、脳活動が促進され子供の脳の発達や老化のリハビリテーションに効果があります。これは手足を動かすことと同じ効果があると言われており寝たきりを予防する一つとなっています。
5:おいしさを味わい幸せな気分に
おいしいものを食べると幸せな気分になりませんか?
これは咀嚼に伴う風味が脳の報酬系に入力され快感物質が脳内に分泌し多幸間感を生じる為です。
6:食べすぎを抑えてダイエットに!!
よく噛むことで抗肥満物質が脳内へ分泌され、過剰な食欲を抑えてくれます。また歯ごたえがある食べ物は体熱の生産を上げ、肥満を抑えてくれます。早食いや一口が大きいと肥満になるという傾向もあります。
一口に「咀嚼」といっても沢山の効果があるんですね!
今まで書いてきた、よく噛んで食べていますか?、ですが実は日本経済新聞に載っていたものを一部抜粋しています。
世の中知らないことが多くて、まだまだ勉強が必要だなぁと感じます。