脳卒中リハビリの進歩
2012.08.27
「脳卒中を発症してから半年たつと、麻痺した手足の機能を大きく回復させることは難しい」とされたきた従来の常識が変わりつつある。
頭への磁気刺激の後、集中的に手足を動かす神経や筋肉を刺激して神経回路の興奮を高め、楽に動かしたりできるようにするリハビリテーションの手法が麻痺改善に効果を上げている。
8の字のコイルに電流を流し磁場を発生させる。それを頭に当てて、脳の神経細胞を刺激した後、手を使うリハビリを自主練習を含めて1時間行う。手足の運動機能をつかさどる大脳は左右の脳が助け合って働いているが脳卒中などの病気によって一方しか働いていない状態になってしまう。これを電気刺激で左右の脳がバランスよく働ける状態を作ってからリハビリを行うことで十分な効果を出すことができるようになってきている。
脳卒中で脳の神経回路が壊れると、運動機能を司る部分から出た電気信号が遮断され、これが手足の麻痺を引き起こす。動かそうとした瞬間にその動きを実現する筋肉を施術者が刺激することで、別の神経回路の興奮が高まり信号がその神経回路を伝わる。これを繰り返すことで、効率よく神経回路が促通され動かせるようになっていく。
すこし前にTVで取り上げられた「平川法」など、この方法で随意性を向上させる手法です。
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