変形性股関節症
2012.09.03
1変形性股関節症とは
2対策と治療
3手術療法の検討
1 変形性股関節症とは、脚の骨(大腿骨)と骨盤との間にある、軟骨が磨り減り、炎症そして痛みを誘発する病気です。骨と骨の接合部のずれが、軟骨の状態を悪化させていきます。原因は様々ですが、骨盤の臼蓋が大腿骨の接合部分をしっかり覆っていない状態(臼蓋形成不全)が加齢とともに進行して発症するケースが日本では多く見られます。また女性に多い病気であることも一つの特徴です。
変形性股関節症の進行は、前股関節症・初期・進行期・末期の4段階に分けることが出来ます。前股関節症と初期の段階では痛みはほとんどありませんが、左右のバランスが異なる、太もも・大腿部の違和感などの症状があります。
やがて病気が進行すると、痛みによって歩行が出来なくなります。股関節軟骨の状態は、CTやMRIの検査によって判明しますが、磨り減った関節軟骨をもとに戻す方法ありません。何らかの症状を感じる方は医師に相談して、対処していきましょう。
2 変形性股関節症の対策として、股関節にかかる負担を出来るだけ減らすことが必要になります。股関節に負担のかかる和式の生活から洋式へのせいかつスタイルに切り替えること、海上のコントロール、弾力性のある靴や杖を利用していきます。
治療として温熱療法・運動療法そして薬物療法があります。
・温熱療法
温めることで血行を良くし、筋肉をほぐしてやわらげます
・運動療法
股関節の筋肉の柔軟性を向上させたり、股関節の位置を矯正して痛みを軽減したりします。
・薬物療法
急性の強い痛みに対して行われます。あくまで一時的に痛みを緩和することが目的で病気そのものを完全に治療することはできません。
3 手術療法を検討するポイントは、痛みの程度、日常生活の不自由さ、将来の悪化する可能性など総合的に判断します。また年齢や職業なども検討項目に入ってくると思われます。
k・oda