休肝日はどれだけ必要か
2012.09.10
晩酌でビールを1本飲みながら、不安になる。毎日飲むのは健康に悪いのではないか・・・・。
医学会の専門家は「肝臓を休ませることが良いという科学的な根拠は薄い」と口をそろえる。
さまざまな調査から、毎日2合、1週刊通して14合以内ないならほとんど悪影響はないといえる。だが、毎日3合、1週間で15合を超えると飲みすぎになる。もしそんな人が2日間飲まなければ1週間で15合に抑えられ14合という目標に近づく。
そうすると、休肝日はアルコールの総量をコントロールする現実的な手段として用いることができそうだ。
週に2日続けて飲まないことの有用性がもう一つある。
それは、48時間あれば、アルコール依存症特有の禁断症状がわかることだ。大切なのは1週間の総量といえる。とはいえ1回に5~6合を飲む無茶飲みも急性アルコール中毒の危険性がある。一度にたくさんのアルコールを体内に入れることで血中のアルコール濃度が高くなってしまう。
ではどのくらいが適量なのか。
男性なら、日本酒1日1合。女性なら同1/2合以下にすることで、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞による死亡率が約3割減少している。
最近では、ダイエットがはやり、摂取カロリーを気にする人が多いが、アルコールの摂取量も気にしてみてはどうだろうか。