解熱鎮痛剤
2012.11.06
解熱鎮痛剤には、アスピリン(アセチルサリチル酸)が含まれているものがあります。この成分は、炎症・発熱作用を持つ成分が体内で作られるのを抑えることによって、鎮痛効果をもたらします。
市販の解熱鎮痛剤の場合、アスピリンの含まれたものは、15歳未満の子供には服用させないように定められています。15歳未満の子供が服用すると、極めてまれではありますが、意識障害や肝機能障害を起こすことがあります。
ただし、例外があり、問題なしと医師が判断したときのみ、使用することができます。
インフルエンザの流行時期を迎えるにあたって、発熱に対する解熱鎮痛剤の使用には十分注意が必要です。
解熱鎮痛剤を常備している家庭も多いと思いますが、子供が大人用のアスピリンが含まれた薬を服用しないように気を付けましょう。
また解熱鎮痛剤を使用するとき、もう一つ注意したいのは、病医院で処方されたものと同じ(あるいは類似した)名称が、市販薬にも使用されている場合です。これらは必ずしも同じ成分とは限りません。
急な発熱の場合、命に関わる症状に至ることもあります。自己判断で解熱鎮痛剤を使用するのでではなく、必ず医師の指示を仰ぐようにしてください。
田崎病院 発行 こんにちわ より
k・oda