田﨑病院は板橋区大山の病院です。

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田﨑病院
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大腸がん検診を受けましょう

 大腸がんは、食生活の欧米化などの影響もあり増え続けているがんです。それでも早期発見できれば、ほぼ100%治るがんと言われています。そのためにも『大腸がん検診』を受けましょう。

 ☆大腸がんとは
薬2mの大腸は大きく分けて、結腸、直腸、肛門の3つに分類されます。食べ物は小腸から大腸に入り、まず盲腸から上行結腸、横行結腸、下行結腸、さらにS状結腸を通って直腸を経て肛門から排出されます。日本人の大腸がんの発生率は直腸が35%で最も多く、次いでS状結腸の34%、上行結腸で11%、横行結腸で9%、盲腸で6%、下行結腸で5%となっています。
 
 40歳から増加する大腸がんの患者数は、男性では3番目、女性では2番目に多いがんとなっています。大腸がんの死亡者数は食の欧米化の影響からか増加傾向にあり今後も増加が予想されます。しかし早期発見が出きれば、ほぼ治癒が可能ながんとなります。

 ☆大腸がん検診とは
大腸がん検診は、市区町村や職場が実施する検診か、病院や人間ドックに個人的に申込むことで受けられます。いずれの場合も、大腸がん検診では主に『問診』と『便潜血検査』を行います。便潜血検査とは、がんのある部分を便が通過する刺激によって出血したわずかな血液を検査する方法です。この方法では食事の制限や薬を飲むことはありません。

 ☆検診の結果と対応
便潜血検査で陽性という結果が出ると、さらに深く調べるために精密検査を受けることになります。精密検査は直腸指診や注腸造影検査、内視鏡検査などの検査をします。陰性の診断がされた場合は精密検査を受けることはなく、翌年にまた大腸がんの検診を受けることになります。

 ☆早期発見でこわくない
 大腸がんは早期の段階で発見できれば高い確率で治せるがんです。しかし早期の段階では自覚症状がほとんど無いため、発見が遅れることがあります。 「自覚症状もなくどこも悪くなさそうだから自分に関係ない」 と考えず、「今はどこも悪くないかもだけど、がんが隠れているかも」という意識を持つことが大切です。
 ぜひ1年に1回は大腸がん検診を受けましょう。

 田﨑病院発行 こんにちわ より

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