花粉症 (こんにちわ3月号より)
2014.03.05
「こんにちわ」3月号より、副院長 楠田先生の記事をご紹介いたします。
春の訪れと共に、今年もスギ花粉の話題が始まりました。東京都は2月2日よりスギ花粉の飛散を確認致しました。
花粉症の主な症状は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみですが、症状には個人差があります。
目覚めの時に症状が強いときは、モーニングアタックといわれます。
就寝中に吸い込んだ花粉が目覚めと共に症状を引き起こしたり、自律神経の切り替えがスムーズにいかないことが原因です。
花粉症は、多因子要素であり、遺伝的要素(免疫グロブリンEを産生しやすい体質)や、環境や要因(自動車の排気ガスや道路の粉塵、タバコの煙やガス状物質、黄砂、土ぼこり等)も症状を悪化させます。
治療としては、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の服用、ステロイドの使用、近々認可される舌下免疫療法などがあります。
また、ビタミンAやCを含んだ食物(レバーやうなぎ、モロヘイヤや赤ピーマン)やヨーグルトや甜茶の摂取も有効とされています。
患者様御自身に合った治療をお選びになられて下さい。