田﨑病院は板橋区大山の病院です。

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田﨑病院
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右下腹部の痛みに注意

2019.03.28

右下腹部に激しい痛みが生じることを「盲腸」と表現する方もいますが、病名としては「虫垂炎」になります。

盲腸は、小腸と繋がる大腸の最初の部分にあります。そして虫垂は、盲腸の下部にある細い管状をした器官です。この虫垂に何らかの原因で炎症が起こる病気が虫垂炎です。

 

虫垂炎の典型的な症状としては、最初は腹部の中心付近(みぞおち)にあった痛みが、右の下腹部に移っていくことにあります。虫垂炎が疑われる場合には早急に医療機関を受診してください。

炎症が虫垂に溜まっているうちは、薬で炎症をおさえる治療や、手術で虫垂を除去することで完治させることが可能です。

しかし症状が重症化して虫垂が破れてしまった場合には、炎症による膿が腹部に漏れだしてしまい内臓に細菌が感染し、腹膜炎といった別の病気を併発しかねません。腹部に激痛が起こるだけでなく、治療が長期化する事になります。

東京都ナースプラザ開催の就職相談会に参加します(追記)

2019.03.12

田﨑病院は4月23日(火)13:30~15:00 に東京都ナースプラザで開催されるミニ就業相談コーナーに参加します。

東京都ナースプラザ・ナースバンク東京は4月から西新宿へ移転します。ぜひ、たくさんの看護師さんに来てもらえればと思います。

*日時・実施場所*

2019年4月23日 火曜日 13:30~15:00 

@ ナースバンク東京( 西新宿 )

4月1日から
新宿区西新宿4-2-19 東京都看護協会会館2階
・都営大江戸線 西新宿五丁目駅出口A1又はA2徒歩4分
・東京メトロ丸の内線 西新宿駅2番出口から徒歩10分

地図

 

 

ミニ就業相談コーナー(2024-04-09)

 

心の安定 セロトニンの不思議

2019.03.11

セロトニンは、三大神経伝達物質の1つで、精神の安定に大きく影響を与える働きをしています。

このため、セロトニンが不足すると精神バランスが崩れ、暴力的になったり、うつ病を発症する原因にもなります。

 

☆セロトニン不足

現代人の多くはセロトニンが不足した状態にあるといわれています。セロトニンはトリプトファンという物質から合成されます。このトリプトファンは体内では生成されないため食品から摂らなければなりません。

トリプトファンが多く含まれている食品は、豆、豆製品、乳製品です。さらにトリプトファンからセロトニンを合成する時にはビタミンB6が必要になります。ビタミンB6を多く含む食品は玄米や小麦胚芽、牛、豚、鳥レバー、マグロやカツオの赤味です。これらの摂取不足に思い当たりはありませんか?

セロトニンを分泌するのはセロトニン神経です。このセロトニン神経は日光を浴びる事と適度の運動をすることで活性化されます。しかし現代人のライフスタイルでは室内で過ごすことが多く、また身体を動かすことを避けようとする傾向にあります。

 

☆セロトニンを増やすには

セロトニンは寝ている間は、ほとんどつくられません。セロトニンを増やすには、朝起きた時の過ごし方が大切です。精神的に安定を欠いていると感じるときには朝の過ごし方をチェックしてください。まずは朝食を抜かないこと。セロトニンは良く噛むことで活性化されます。朝食を摂ることで朝の時間帯にセロトニン分泌を増やすようにします。

セロトニンの分泌には日光浴が欠かせません。運動に関しては、一定のリズムで行う運動がセロトニン分泌を高めてくれます。リラックスして朝、毎日15分程度の散歩を楽しむといった方法が良いでしょう。

 

甘酒の効能

2019.03.05

近年、甘酒は「飲む点滴」などいわれ、愛飲している方も増えているようです。では甘酒に2種類あるのはご存知ですか?ひとつは「米麹(こめこうじ)」を使用してつくられるもの、もう一つは「酒粕(さけかす)」を使用して作られるものです。それぞれ効能の違いはあるのでしょうか。

☆米麹と酒粕の甘酒の違い

テレビなどでご飯と何かを混ぜているのを見たことがありますか?

それは麹菌という食べても害のないカビの一種で、これが繁殖すると発酵して日本酒の材料でもある米麹になります。これを用いて作られるのが米麹の甘酒です。ほのかな甘みがあり砂糖は必要ありません。

一方、酒粕とは日本酒を搾った後にできる、搾りかすの事です。圧力をかけて搾るので、白く平たい板状の形をしています。鍋の中に酒粕を入れて溶き、砂糖を加えて甘酒をつくります。酒粕にはアルコールも含まれるため甘酒にもアルコールが含まれる可能性があります。

 

☆甘酒の効能

2種類の甘酒には、お米を原料とする日本酒の製造過程で生まれるという共通点があります。そして「飲む点滴」と呼ばれているのは、米麹甘酒のほう。

米麹は発酵食品です。発酵過程でブドウ糖など様々な栄養成分が生まれるためそのように呼ばれるようになったのでしょう。また「酒」といっても、アルコール分は含まれないので、お子さんやアルコールが飲めない人は米麹甘酒がよいでしょう。

一方、酒粕甘酒も疲労回復に有効なビタミンB群が豊富で、さらに腸内環境を整えるたんぱく質を含んでいます。このためお肌に良いお酒とされています。

どちらも、健康に役立つ成分が豊富に含まれた伝統飲料。これを機会に飲まれてみてはいかがでしょうか。

 

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